従業員を大切にする会社かどうか、入社前でも意外とわかるものだ。面接の対応でも透けて見えてくる。50代前半の男性(神奈川県/事務・管理/正社員・職員/年収700万円)は、都内の不動産業者の営業職に応募したところ、ひどい対応をされてしまったようだ。
男性が応募した不動産業者は、「社員数名のこじんまりした会社」だった。書類選考に通り、面接を受けることになったため、指定された日時に会社を訪問。「応接コーナーのような場所」へ通された。
「結果は連絡します」 → 「いつまで経っても連絡は来ませんでした」
部屋ではなく、パーテーションで仕切られただけの場所で、社員たちの会話が筒抜けだったようだ。そこで男性が待つこと30分。
「『えっ!来てるの!?』という声がパーテーションの向こうから聞こえたかと思ったら、しばらくしてその声の主(社長)が登場(した)」
男性は、「(社長に)好印象に感じてはいただいたようでした」と面接の様子を振り返るが、「『結果は連絡します』の後、いつまで経っても連絡は来ませんでした」と、誠意のない対応をされた。男性も呆れた様子でこう書いていた。
「会社のPRには『大手不動産でトップ営業マンが独立して設立』 とありましたが、そんな人でもトップになれる業界なのだと感じました」
「もちろん今はもうその会社は存在しません」
そもそも面接の時間を守らないということは、応募者の時間をどのように使おうが面接者の自由だと思っているという表れだ。この社長のように面接の時間を忘れていたとしても同じである。時間泥棒を平気でするような人は、従業員の時間を自分のものと思っているだろうから、男性は入社しなくて正解だったろう。
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