顧客対応していると「SNSに書き込むぞ」と脅してくるクレーマーに遭遇することもあるだろう。しかしそれを言えば企業がなんでも要求を飲むかといえば当然そんなことはない。
「4月の初め頃、コールセンターでクレーム対応の部署にいました」という20代前半の女性(神奈川県/営業)は「衝撃クレーマー」エピソードとして、手を焼いたクレーム対応の顛末を明かした。電話をかけてきた客は営業担当の態度に怒っており
「何度謝罪をしても受けいれていただけず、遠回しに月額料金の割引等をしろとこちらへ逐一言ってました」
というから、初めから値引きが目的だったのかもしれない。(文:okei)
「逆上し、今回の件をSNSなどに書き込むと脅し」
女性は落ち着いた様子で「こちらとしてもそのような無茶な割引はできないため致しかねる旨お伝えした」と当然の受け答えをした。ところが相手は納得せず
「逆上し、今回の件をSNSなどに書き込むと脅しになられました」
と、もはや定番の脅し文句をぶつけてきた。女性は毅然と、こう対応している。
「こちらとしては書き込んでいただいてもかまわない、電話は切らせていただく旨お伝えするも、切っても切っても何度もこちらへかけなおしてくる状態」
そして、「通話をつなげたままお話しすることはない旨お伝えし無言を貫いた」ところ、相手は
「通話つなげたままトイレに行く」
「ずっと大きな声で罵詈雑言の嵐」
などと迷惑行為を続けた。回線を一つふさがれることだけでも営業妨害だろう。
「最終的にお客様のスマホの電源が切れそこから電話がかかってくることはありませんでした」
ついに相手の方が根負けしたようだが、充電が切れるほど続いた迷惑行為に女性も疲弊したことだろう。
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