2度目のスタートも尾野が絶妙なスタートダッシュを見せレースをリード。大和、木内、若松怜(JAPAN POST HondaDream TP)が続きトップグループを形成するが、木内が1コーナーで痛恨の転倒。再スタートするが大きくポジションを落としてしまう。
その後、若松も遅れ始め、トップ争いは尾野と大和の一騎打ちとなる。尾野は勝負所をしっかり抑え、そのままトップでチェッカー。開幕3連勝を飾った。大和は2番手でチェッカーを受けるものの黄旗追い越しのペナルティで30秒加算され悔しい19位。若松が2位となり、14歳の池上聖竜(TN45 with MotoUP Racing)が彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)と武中駿(BREASTO B-TRIBE RACING)との三つ巴のバトルを制し3位となった。
■尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)J-GP3 決勝:優勝 「今回も厳しいレースになると思っていました。タイヤマネジメントとかを考えると赤旗中断がなかった方がよかったのですが、第2レースは、さらにペースが上がることが予想されました。2度目のスタートもうまく決まり、後続を抑えることができたのは、よかったですが、大和選手が常に後ろにいたので、実際のスピードでは2番手だったと思うと悔しいですね。それでも筑波では、今まで勝つことができなかったので、レースキャリア初優勝できたことは、うれしいです」
■若松 怜(JAPAN POST HondaDream TP)J-GP3 決勝:2位 「予選まで、なかかなうまくいかず第1レースでもトップグループに離されてしまっていました。赤旗になり“これはチャンスだ!”とチームのみんなも言ってくれて、2度目のスタートを切ったのですが出遅れてしまいました。少し焦りがあったので、落ち着こうと気を取り直して冷静に抜いていくことができ、トップグループに加わることができました。中盤から少し離されてしまい3番手でゴール。結果的に2位になりましたが、応援してくださっている皆さんの前で表彰台に上がることができたのは、よかったと思います。後半戦はさらに上を狙っていきます」
■池上聖竜(TN45 with MotoUP Racing)J-GP3 決勝:3位 「予選でうまくタイムを出すことができず7番手だったこともそうですが、ウォームアップ走行に入るときにエンストしてしまいピットスタートになってしまいました。最後尾から追い上げていったのですが、赤旗になったことはボクにとってはラッキーでした。第2レースでも、追い上げて行くことができたのは、いいマシンを用意してくださったチームのおかげです。繰り上がりで3位になりましたが、次回はしっかり走って表彰台に上がりたいです」