フェラーリのカルロス・サインツは、F1カナダGP予選Q1終盤に、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)を妨害したとスチュワードに判断され、3グリッド降格のペナルティを言い渡された。サインツは予選8番手を獲得したが、11番グリッドに降格される予定。
Q1最後のアタックラップを締めくくろうとしていたガスリーは、最終シケインでサインツを避けるためにコースオフせざるをえなかった。結局ガスリーはQ1で敗退する結果になった。
スチュワードはこの件について、ドライバーおよびチーム代表の話を聞き、証拠を検証するなどして調査を行った。サインツは、ターン13で角田裕毅(アルファタウリ)にオーバーテイクされたことに驚いて、ファストラップをスタートするための加速が遅れたと説明したが、スチュワードは、サインツに主な責任があり、ターン13でガスリーを不必要に妨害したとして、3グリッド降格のペナルティを科した。
予選17番手に終わったガスリーは無線でサインツへの強い怒りを示し、「あんな行動は禁止すべきだ!」と叫んでいた。