上司から理不尽な命令をされて、困り果てた経験がある人は少なくないだろう。滋賀県に住む40代男性(エンジニア/年収400万円)も、過去に上司からの堂々巡りな命令に困惑した経験があるという。(文:ミッチー)
当時、機械設計で3Dデータを作成する仕事をしていた男性は、上司からイメージデータの作成依頼を受けた。作成すると「形状を太くする」よう修正依頼されたのが月曜日。すぐに修正すると、翌火曜日には「形状を長くする」ように依頼され、それもすぐに対応した。
雲行きが怪しくなってくるのはこの辺りから。水曜日に今度は「形状を細くする」よう指示を受けた。それに従うと、翌木曜日には「形状を短くする」よう依頼されたという。皆さんはここでお気づきだろうか。「太く」→「長く」→「細く」→「短く」で元の形状に戻ってしまっていたのだ。
毎日のように修正指示をされた男性は、
「待てや…最初に出したデータがそれやん」
と気づき、上司に反論したという。
「あとはご自身で修正お願いします!」と直訴するも……
しかし、上司は「違う」の一点張りだったという。
「具体的にどう違うのか、完成のイメージ又は条件は何かを質問するも違うんですとしか言われず」
と、なんとも堂々巡りな展開である。
最後には「今迄のデータ4種全部のリンクをメールしました!あとはご自身で修正お願いします!」と直訴するも、上司からの返答は「新しいツールは使えない」。男性もお手上げ状態となってしまった。
最終的には「データは他の方でも編集できるように保存し直しました。完成イメージが共有出来て、ツールが使える方にお願いし直して下さい!」と伝えることで、上司も渋々OKを出したとのことだが、何とも納得しがたい事案であった。
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