9時44分、最終コーナー立ち上がりイン側のピットロード入口付近で関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がマシンを止めたため、赤旗が導入された。なお、この時点で小林可夢偉(Kids com Team KCMG)はアウト/インの1周のみの走行に留まっており、ピットで作業が続けられているようだ。
この後終盤に向けて、松下信治(B-Max Racing Team)、平川、大嶋和也(docomo business ROOKIE)らが相次いでタイムアップし上位へ進出するなか、残り16分のところで山下が1分06秒900と最初に06秒台へと入れて暫定首位に立った。
残り10分、まずは平川が1分06秒572を叩き出し、山下を上回ってトップに浮上する。直後に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分06秒493と最速タイムを塗り替えていく。
残り5分を切ってからのラストアタックでは、まず大湯都史樹(TGM Grand Prix)が2番手へ。続いて、山下が1分06秒318、直後に牧野が1分06秒108と立て続けに全体ベストが更新されるなか、最後にトップタイムをマークしたのはセッション序盤から好調だった宮田だった。宮田は1分05秒997とただひとり05秒台を記録、このレースウイーク最初のセッションを首位で終えている。
2番手は牧野、3番手に山下。最終周で自己ベストを更新した坪井が4番手、以下大湯、小高一斗(KONDO RACING)と続くトップ6のオーダーとなった。トップから15番手の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)までが1秒以内に入っている。なお、マシンの作業を行っていた可夢偉は、セッション残り10分を切ってからようやく再コースインを果たしている。