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「見られてなんぼ」“中止撤回”の水着撮影会に炎上ゲーマー・たぬかなも「参戦」していた

2023年06月16日 17:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

たぬかな(ライブ配信プラットフォーム『Twitch』より)

 6月上旬、埼玉県の県営プール、しらこばと水上公園と川越水上公園で行われる予定だった「水着撮影会」が相次いで中止となった騒動は、県知事による“中止要請の撤回”を受け、さらに大きな話題となっている。

 川越水上公園では、6月10日の『フレッシュ撮影会』と11日の『はなまる2023大プール撮影会』が、しらこばと水上公園では10日の『ミスヤングアニマルオーディションセミファイナルプール撮影会』が中止を発表。さらに、しらこばと水上公園で24日、25日に開催予定だった“国内最大級の水着の祭典”を謳う『近代麻雀水着祭2023』も中止となっていいた。

 いずれも会場の都合というのが理由だったが、近代麻雀水着祭については、6月8日に日本共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と日本共産党埼玉県議会議員団が、入場料が1万円から3万6千円と高額であることや、過去の同イベントにおいて、水着姿の女性がわいせつなポーズやわいせつなしぐさで撮影されていることが、明らかに「性の商品化」を目的にしているということを理由に、都市公園法第1条に反するとして、貸し出しを禁止するよう県に申し入れていた

条件に違反していない団体まで…

 立て続けに中止が発表され始めたのはその翌日のこと。議員団のツイッターには《表現の自由は守られるべき》などといった反論意見が続々と寄せられ、ネット上で大きな騒ぎに。同県の大野元裕知事は自身のツイッターで、

《主催者に対し過激な露出の水着やポーズを禁止することを条件に許可していました。しかし、過去の撮影会の参加者のネット投稿内容等から、主催者が許可条件に反する行為を行っていたことが判明したため、協会では今後同様の撮影会は許可しないこととしたと聞いています》

 と、会場の指定管理者である埼玉県公園緑地協会が各団体に中止を要請するに至った経緯を説明したが、結果的に仕事を奪われる形になったグラビアアイドルたちがSNSで反論を多数投稿。騒動は収まるどころか拡大の一途を辿り、さらにこの件がニュースなどでも報道されると一転、大野知事は“中止要請の撤回”を求める指示を出した。

「県が会場の指定管理者である埼玉県公園緑地協会に確認したところ、しらこばと水上公園での撮影会においては、昨年12月に“過激な露出の水着やポーズを禁止する”という条件を定めていましたが、違反していない団体の撮影会まで中止となっていたことが判明。また、そもそも川越水上公園は使用条件が定められていませんでした。大野知事は11日に自身のツイッターを更新し、2か所で計6回開催予定だった撮影会の6団体のうち、違反があった2団体を除く、4団体については、中止要請撤回を求めたことを発表しました」(全国紙記者)

 6月12日には、大野知事が定例会見にて、

違反が確認されなかった事業者も含めて、十把一絡げに扱ったことは適切ではなかった。会場によって、許可条件が違うということは好ましいと思っていない。県営プールでの今後の水着撮影会の在り方については、専門家も交えて検討を行うように協会に依頼をしました。水着撮影会そのものは、表現の自由の中に入ると思いますし、公が介入するものではない。水着での撮影と今回の中止要請の判断には関係ありません。許可条件に違反したかどうか、これを適切に判断してほしい、ということが協会に対して指導したことです」

 と改めて説明。協会の対応に不備があったことを認めたのだった。

「グラビアの仕事やってるやつは…」

 前述の通り、この一件に対してはグラビアアイドルなどのタレントたちが数多く声をあげているが、そんな中でも一際“強烈”な言葉を放っていた人がいた。

「2022年に“170cm以下の男性は人権ない”と発言して大炎上した元プロゲーマーの『たぬかな』さんが、6月9日に行ったライブ配信で騒動に言及。歯に衣着せぬ彼女らしさ全開の“持論”を展開していました」(ウェブメディア編集者)

「170cm」発言で所属チームおよびスポンサーから契約を解除され活動休止状態となったものの、2023年1月からはライブ配信プラットフォーム『Twitch』で配信者として復活した、たぬかな。

 世間体を気にする必要がなくなったのか、生配信では、

「ちょっとブスでも整形費用貯めてめっちゃ綺麗になったら人生超ヌルゲー(ぬるいゲーム)」

「働いてない女は(結婚するのは)やめとけ」

 などのほか、一時期話題となった“男が奢るべき論争”についても、

「楽しい時間を過ごしたのにお金を出さんくて、そのくせ次のデートいつ行きますかとか男が言ってくるんだったらそれはさすがに異常者」

 などと、臆することなく独自の主張を発信するように。そんな彼女が“水着撮影会”について話した内容は……。

「たぬかなさんは6月12日発売の『週刊ヤングマガジン』で自身もグラビアデビューしていますが、9日の配信では“グラビアの仕事をやっているやつは性的な目で見られてなんぼ”“俺たちの仕事はそういう目で見られることやから”といった内容の持論を展開。さらに、申し入れによって撮影会の中止要請が出されていた当時の状況については、“その仕事場を『性的搾取』とか言われて取られたらまあ困る”“汚ねえババアどもが、若い俺たちの仕事を奪っていくわけだ”と、グラビアアイドル側の立場から、”中止要請“を過激な言葉で強烈に批判する姿勢を見せました」(前出・ウェブメディア編集者)

 グラビアデビューの勢いのまま撮影会に参加していたら大盛況となっていたかもしれないが、議論の場ではしっかりと“参戦”していた、たぬかな。相手の数手先を読み合う格闘ゲームの世界で生きてきた彼女には、今回の“中止要請撤回”も見えていた!?