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「エル・ショップ」が新たな受注生産システムを導入、最低ロット数に満たない商品は製造せず

2023年06月15日 18:41  Fashionsnap.com

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利用イメージ

Image by: ハースト婦人画報社
 ハースト婦人画報社が、オンラインセレクトショップ「エル・ショップ(ELLE SHOP)」に新たな受注生産システム「ツクッテ(TSUKUTTE)」を導入した。最初の取り組みとして、「アメリカーナ(Americana)」と「ティーチ(TEECHI)」の受注生産リクエストを受け付けており、今後は対象ブランドを順次拡充するとしている。

 ツクッテではアイテムごとに最低ロット数を設定し、同基準に満たない場合は生産を行わない仕組みで、受注締切の翌日にリクエストしたユーザーにメールでその旨を通知する。導入のメリットとして、ウェブショップは余剰在庫の廃棄を回避でき、ブランドは在庫リスクを負わずに追加販売できるほか、新商品のテストマーケティングとしても活用できるとしている。
 なお、エル・ショップでは適量仕入と販売の仕組みが奏功し、計測を開始した2015年以降は買取商品の廃棄率0%台を維持。2022年秋冬シーズンには、白洋舍の宅配クリーニングや「ラグタグ(RAGTAG)」の宅配買取を組み合わせたキャンペーンを実施し、適切なケアで洋服を長持ちさせるとともに、不要な洋服を買い取って再流通させる仕組みに着手するなど、環境負荷削減を目指して取り組みを続けている。