トップへ

GTPの4車種すべてにウエイト追加。IMSA、第5戦ワトキンス・グレンに向けBoPを微調整

2023年06月15日 12:40  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第4戦ラグナ・セカのスタートシーン
 6月22~25日にアメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレンで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『サーレン・グレン6時間』に向けて、全4メーカーのLMDhカーを対象にBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)の微調整が行われた。

 IMSAは来週末に開催されるシーズン第5戦/ミシュラン・エンデュランス・カップの今季3戦目に向けて、シリーズの最高峰カテゴリーであるGTPクラスのBoPを更新。アキュラ、キャデラック、BMW、ポルシェの各LMDhマシンのパフォーマンスレベルを調整した。

 6月14日(水)に発表された最新のBoPを確認すると、3月のセブリング12時間以来となる長距離レースでは、4つのメーカーのマシンの重量とパワー、エネルギー使用量にわずかな変化が見られる。

 この中で重量については4台すべてが前戦比プラスとなり、アキュラARX-06が4kg、ポルシェ963は5kg、BMW MハイブリッドV8とキャデラックVシリーズ.Rはともに7kgのウエイトが追加されている。

 アキュラの出力値は変わらないが、BMWとポルシェの2車種は1kW(約1.35ps)分のプラス、キャデラックは2kw(約2.7ps)のパワーアップが認められた。

 また、エネルギー使用量のテーブルでは、BMWとキャデラックに3MJが追加され、ポルシェは2MJを獲得した。アキュラも2MJのエネルギーが追加で使用できるようになっている。

■2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 第6戦ワトキンス・グレン用GTPクラスBoP(6月14日付)
マシン最低重量最高回転数最大出力最大エネルギー量アキュラARX-061053kg(+4)9512rpm520kW(±0)917MJ(+2)BMW MハイブリッドV81038kg(+7)8000rpm513kW(+1)905MJ(+3)キャデラックVシリーズ.R1037kg(+7)8800rpm513kW(+2)905MJ(+3)ポルシェ9631043kg(+5)8158rpm515kW(+1)909MJ(+2)