たとえ悪気がなくても、友人の電話番号などを勝手に第三者に教えるのはよろしくない。そんな事はいまや常識となっているものの、友人の認識の甘さから被害をこうむった人もいる。
小学生の時からの友人と絶縁したという40代女性(愛知県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、その友人とは「大人になってからも一緒に海外旅行に行ったり、ひと月に3,4回はご飯なども」という親しい間柄だった。
女性は絶縁した時期を明かしていないが、恐らく10年以上で個人情報の保護に今ほど敏感ではなかった頃だろう。(文:林加奈)
友人の彼氏が勝手に「いける、いける」と…
ある時、女性と友人が通うダンスサークルで、友人に彼氏ができたという。これを機に2人の関係に暗雲が立ち込めて行った。
「そのサークルに入ってきた男性が私にアプローチしてきて、彼氏がいるので断っていたのに、友人の彼氏が『いける、いける』と、私のメールアドレスや携帯電話番号を勝手に教えてしまい、ストーカーのように粘着されてしまいました」
彼氏がいることを知りながら、なぜ女性にアプローチするようにけしかけていたのだろう。女性が友人とその彼氏に抗議したところ
「『被害妄想だ』と取り合わず、彼女も彼に同調」
と彼らが事態をおさめるために動くことはもちろん、責任を感じることもなかったようだ。案の定ストーカー行為はエスカレートし
「1日50通を超えるメールや職場の前のコンビニで5時間とか待たれたりで限界が来て、サークルも辞め、彼氏の肩を持った友人とも絶縁しました」
と楽しみも奪われ生活にも支障をきたしてしまった女性。そのきっかけをつくった友人との絶縁は必然としか言いようがない。
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