待ち合わせにいつも遅刻する女友達が、男性との待ち合わせには遅刻していなかったという残念な話を聞いたら、これまで通り交友関係を続けられるだろうか。そんなことを考えさせられる経験談が、40代後半の女性(北海道/事務・管理/年収300万円)から寄せられた。女性が絶縁した相手は、学生時代の友人で、今から15年ほど前の話だという。(文:林加奈)
「遅れた理由も言わず、『待たせてごめん』という言葉もない」
友人は女性と出かける時に、「迎えに行くからね」と言い、いつも車を出してくれた。女性は運転が苦手だったため、「彼女には感謝の気持ちでいっぱいでした」といい、良好な関係を築いていた様子が窺える。
ところがある時、友人は約束した時間になっても現れなかった。
「『(友人に)何かあったのかな?』と心配になり電話をしても出ない、メールをしても返信がない。ますます心配になって何度も電話しました」
と、女性から緊迫した状況が伝わってくる。
ようやく「約束の時間から3時間後」に、友人は女性の家に迎えにやって来た。ところが、「遅れた理由も言わず、『待たせてごめん』という言葉も」なかったという。
約束した相手が3時間も姿を現さず、しかも連絡も取れないなら、誰もが心配してしまうだろう。相手がようやく来て、ほっとしたのも束の間、遅刻したことを詫びる一言があっていいはずだと、今度は怒りたくもなるものだが、女性は、「時間にルーズな人だなと思いつつも私はいつも彼女が来てくれるのを待っていました」と書いており、ずいぶん寛容な人のようだ。
その出来事から2年ほど経過し、女性は友人が紹介で知り合った男性とデートした話を間接的に耳にすることになり、友人と絶縁する決定打になった。
「その時は、(友人は)約束した時間よりも早く到着しているという話を別の友人から聞き、『私のことは連絡なしで平気で待たせて、男性に対しては待たせない』と、区別をするような人とは絶縁しました」
と綴っている。心の広い女性は、ようやく身勝手な友人と離れられたようだ。
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