「いつもの癖でスーパーバイザーと店長も宛先に入れてしまい、愚痴が本人の目に入ることに……」
こう語るのは接客の仕事をする30代男性(大阪府/サービス・販売・外食/年収350万円)。上司に対して常日頃から不満を持っており、それをさらに上の上司にメールで訴えようとしたところ、間違えて本人にも送ってしまい修羅場になったというから恐ろしい。(文:林加奈)
「愚痴が本人の目に入ることに……」
男性の部署は6人で、店長と本社にいるスーパーバイザーが上司にあたる。ところが
「その店長が要領が悪く、不器用で仕事ができない」
と不満を明かす。店長はその店舗での職歴が短く、勤続年数が長い男性の方がベテランだという。
「私は責任感を持って働いているのに、店長はミスばかり。それでも店長の方が給料は高く、来年は昇給予定。コロナの影響で会社自体、部署異動が上手くできず、腰を据えているだけの店長です」
と不公平な状況に憤りをあらわにしている。そんな店長と、助けてくれないスーパーバイザーに我慢できなくなり、さらに上の上司にあたる部長にメールで報告したという。ところが
「いつもの癖でスーパーバイザーと店長も宛先に入れてしまい、愚痴が本人の目に入ることに……」
愚痴を送信する相手を間違え、本人たちにも送ってしまった男性。これは相当な痛手だろう。しかし、事態は思わぬ方に好転する。
「その次の日、部長が話を聞いてくださり、スーパーバイザー、店長も現場の大変さを理解してくださり、今までより助けに来てくれるようになりました」
部長は男性の訴えを真摯に受け止めてくれたようだ。最後に男性は「店長は相変わらずですが…。しかし、人事はもっと現場を見てほしい!」と切実な思いを綴っていた。
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