嫌な体験というものは、「された側」の心に深く刻まれる。就職活動中に面接で経験した苦しい思い出も、多くの人の記憶に残り続けている。東京都に住む30代女性(クリエイティブ、メディア・アパレル・デザイン/正社員・社員/年収550万円)は15年程前、新卒での就活時に
「太っていた私に、挨拶する前に開口一番に『でかいねー、何かやってんの?』」
と心無い言葉をぶつけられた面接経験談を明かしてくれた。(文:真鍋リイサ)
「両親、兄弟、祖父母の代まで遡って、学歴と職業、血液型とそれぞれ聞かれました」
しかも面接を受けた先は「法律事務所で面接官3名共に弁護士だったので更に呆れました」というから驚きだ。さらに
「両親、兄弟、祖父母の代まで遡って、学歴と職業、血液型とそれぞれ聞かれました」
と質問は仕事に直接関係のないことばかり。なぜ法律事務所でそこまでの情報が必要なのか疑問だが、面接官の差別発言とも取れる言動は続いた。
「私自身AB型なのですが、『うわぁABなんだ…』と明らかに嫌悪感を出して言われてしまい、大学生の私にはついていけなかったです」
いまどき血液型で人を差別するような人が存在するとは衝撃だ。体型から始まり家系、血液型のことまで言われては、さすがに非常識で我慢ならないだろう。
併せて面接官は弁護士として口外すべきではない話もしたという。
「しかも弁護士は守秘義務があるのにも関わらず、私の近所の方が利用されていた事務所だったらしく、名指しでその方の世間話を話されたのにはびっくりしました」
呆れた言動の数々を振り返った女性は、
「質問1つ目が家族の経歴で行く気は無くなり、結果が出る前に当日帰宅後にお断りしました」
と結論を明かした。弁護士としても人としても考えられないような言動をとった面接官。こんな人たちが働く法律事務所には絶対に相談したくないものだ。
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