プラダグループとゼニアが伊ニットウェアメーカーに出資、「イタリア製の価値を生み出し続ける」

　プラダグループとエルメネジルド ゼニアグループが、イタリアのニットウェアメーカー「Luigi Fedeli e Figlio（以下、フェデリ）」の少数株主持分を共同で取得することに合意したと発表した。株式取得額は明らかにされていない。

　プラダグループとエルメネジルド・ゼニアグループは、それぞれ15％の株式を取得。フェデリの会長兼CEOを務めるルイジ・フェデリ（Luigi Fedeli）氏は株式の70％を保有し、現職を続行する。
　両グループは今回、クラフトマンシップを継承しながら革新に取り組むことで、イタリア製の価値を生み出し続けることを目的に提携。ゼニア最高経営責任者のジルド・ゼニア（Gildo Zegna）氏と、プラダ最高経営責任者のパトリツィオ・ベルテッリ（Patrizio Bertelli）氏もフェデリの取締役会に参加する予定だという。
　なお、両グループは、2021年にもサプライチェーン強化を目的にイタリアの老舗紡績メーカー「フィラティ ビアジョーリ モデリスト（Filati Biagioli Modesto）」の株式の過半数を共同で取得している。