容姿や身だしなみ、仕事などあらゆることを職場で制限され、退職した経験談が寄せられた。40代女性(茨城県/その他/派遣社員/年収300万円)は新規開業の皮膚科クリニックに採用されたが
「あとから入った私だけ、髪型はお団子ヘアでハードムースで固めて前髪は下ろしてはいけない。毎日チェックがあり、短い髪の毛が1本でも出ていたら注意されました。ほかの先輩スタッフは前髪を下ろそうが、後毛があろうが注意されません」
と理不尽な待遇を振り返った。(文:林加奈)
「どういう人が施術するのかが大事だから、あなたははやらなくてよい」
女性ははじめ事務職として応募したようだが、そのときは不採用だった。しかし「人が足らない」と再度連絡があり、2度目の面接を経て採用が決まったという。「医師がおかしい人でした」と断言し、こう語っている。
「『社会保険に入りたくないから、これ以上人数を増やすつもりはない。看護師はいらないんだよね』とか、平気で言う人でした」
また前述の通り、あとから入った女性だけが髪型をきつく制限されたのも謎だった。その皮膚科クリニックは「ピーリングなどの美容系の施術を始めた」というが、なぜか
「どういう人が施術するのかが大事だから、あなたははやらなくてよいです」
と言われ「安易に容姿を否定されました」と傷ついた様子で綴る。そもそも施術するには容姿以前に医療系の資格が必要なはずだが……。このクリニックでは一体、女性に何をさせるために採用したのだろうか。
「あなたは信用できないので、一緒に働けません」と言われ…
そして、目薬をさすために女性が眼鏡を外して裏方に行ったとき、修羅場が起きた。
「それが気に入らなかったらしく、『あなたは信用できないので、一緒に働けません』と辞職勧告です。それも問題にならないギリギリの日に」
「『今日限りで結構です。容姿を否定され、仕事も制限されていつまでも勤めているところではありませんから』というと、言い返されると思わなかったのか『それは……次の給料日の締めまでは……』とか言ってました」
言いたい放題だった上司が、見下していた部下から言い返されてうろたえる姿は滑稽だったに違いない。女性は退職日に一応挨拶に行った。その際「こういうことはネットの口コミとかに書かないように。お互い様だから」と言われたという。
何がお互い様なのか不明だが、口コミに書き込まれたら困るようなことをした自覚はあるらしい。「えっ?とスルーしておきました」と、女性は投稿を締めくくった。
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