ゆざきさかおみ原作によるドラマ「作りたい女と食べたい女」の続編制作が決定。2024年初頭の月曜日から木曜日にかけて、各日22時45分より全20話がNHK総合で放送される。
【大きな画像をもっと見る】平日夜の15分という短い時間のドラマ枠“夜ドラ”で、2022年11月から12月にかけて全10話が放送された「作りたい女と食べたい女」。続編でも比嘉愛未が料理を作ることが好きな女性・野本ユキを、西野恵未が食べることが大好きな女性・春日十々子を演じる。脚本も前作から引き続き山田由梨が担当。前作では自身の春日さんに対する思いが恋だと気付いた野本さん。続編で描かれる、2人の恋の行方に注目だ。また続編には新たなキャラクターも登場する。
「作りたい女と食べたい女」は料理が大好きだが、1人暮らしで少食のため、もっとたくさん作りたいと日頃から感じていた野本さんが主人公。野本さんは同じマンションに住む豪快な食べっぷりの女性・春日さんと出会い、料理を作って2人で食べることで関係を深めていく。いつしか野本さんは自身がレズビアンで、春日さんへの思いが恋だと自覚する。
■ ゆざきさかおみ(原作)コメント
最初の夜ドラ枠でのドラマ化だけでも大変名誉なことでしたのに、シーズン2まで制作いただけること、それも夜ドラ枠で続編が制作されるのは初めて!ということで、大変恐縮ですが至極光栄に思っております。比嘉愛未さん演じる野本さんと西野恵未さん演じる春日さんにまたお会いできること、また原作3巻からの新たな登場キャラクターである矢子さんや南雲さんに会えること、そして野本さんと春日さんとの恋の行方、その合間に挟まれるおいしそうな料理などなど……。今から期待で膨れてちぎれてしまいそうです。テレビの前には原作者としてではなくいちファン、いち視聴者として座り、物語を見守りたいと思っております。とても楽しみにしております!
■ 比嘉愛未(野本ユキ役)コメント
続編決定致しました!!
私自身もこの作品が大好きで、またいつか野本さんを演じられたらと思っていたので本当にうれしいです。
野本さんは料理好き。
でもそこには、おいしそうに食べてくれる人が居てこその達成感があって。
それはこのエンターテイメントの世界も同じで、応援してくださる方がいるからこそ、私たちは創りがいがあり、伝わるからこそ幸せを感じられる。
まさにつくたべの世界観は、「生きる楽しみ」を表現していると私は思っています。
なのでこんなにも素敵な作品を、すばらしいチームと共にまた創り出せるなんて幸せものです。
前作の出逢いで、私生活でも親友となった春日さん役の西野恵未さんを含め、新たな出演者も今回から参加されるのでその出会いも楽しみですし、何より心地よい世界観を現場でも画面を通してでもお届けしたいと思っております。
「作りたい女と食べたい女」
続編放送をぜひお楽しみに▽(▽はハートマーク)
比嘉愛未
■ 西野恵未(春日十々子役)コメント
ただいま~! 西野恵未です。
前作に続き、春日十々子役として出演させていただきます。
ドラマ放送が終了してから、絶賛つくたべロス期間を過ごしていた私。
続編制作決定のご連絡をいただいた時は「2人に会えるんだ!」と歓喜すると同時に
つくたべドラマが観てくださった方にしっかり届き、お返事を頂けたからこそ再び演じることができるんだな……と感謝の気持ちで一杯になりました。
本当にありがとうございます。
今作も主演の比嘉愛未さんはじめ、大好きなつくたべチームの皆さんとご一緒できることが心から楽しみです。物語もどうやって進んでいくのか、どんな仲間が増えるのか想像してワクワクしています。
夜ドラ史上初めての”続編”というのもとてもうれしいことです!私にとっても人生初めての”続編”です。笑
より一層気を引き締めて、新しい気持ちで、ひとつひとつを大切に春日さんと向き合っていきます。
「作りたい女と食べたい女」
続編がたくさんの人に届きますように。
■ 山田由梨(脚本)コメント
つくたべ続編の制作が決まりました! うれしい! しかも、同じ夜ドラの枠で、前回の倍の長さの20話です。シーズン1の放送時、月~木曜の夜の15分間、野本さんと春日さんの生活を日々見守るのが、本当にいい時間だったなと思います。より長く、2人と時間を過ごせるなんて……。シーズン2はドラマのオリジナル要素も増えそうです。野本さんの春日さんへの恋心がどうなるのか、2人の関係に進展はあるのか、そして2人は今回どんなご飯を一緒に食べるのでしょう……。ぜひぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
■ 坂部康二(制作統括)コメント
見てくださったひとたちに「ただいま」と言えることが、とてもうれしいです。ドラマをとおして、野本さんと春日さんの恋の行方に感情を動かし、おいしそうな料理にお腹を空かせた体験を、もう一度、つくりあげていきます。おもしろいドラマにすることはもちろん、このドラマが今の社会に発信されることの意味を、あらためて立ち止まり考えています。
一人ひとりが、どんな性のあり方であっても尊重され差別されることなく生きられる社会のために。誰一人疎外されることなく公正に扱われる社会で暮らしていけるために。エンターテインメントができることはなんなのか。
ドラマが主に描くレズビアン当事者の方、女性が、いまの社会で生きづらさを感じる状況があります。ゆざきさかおみさんの描かれる漫画にもとづき、透明化されてしまうことの多いその姿や生活をリアルなものとして描き、社会課題と共に伝えていくことが、私の立場からできる連帯の形なのではないかと考えました。
また、キャスト、スタッフ、そして視聴者のみなさんが、より安心して安全に健康的に関わっていただけるよう、たくさ
んのひとの力を借りて準備を進めています。
ただいま。テレビをとおしてまたつながれることを楽しみにしています。誰かに、あなたに、届きますように。プライドマンス(※)に。
※毎年6月はプライドマンス(プライド月間)として、性的マイノリティの権利を啓発するため世界各地でキャンペーンやイベントが行われている。
■ ドラマ「作りたい女と食べたい女」(全20話)
放送日時:2024年初頭、月曜日~木曜日22:45~23:00 ※予定
放送局:NHK総合
□ スタッフ
原作:ゆざきさかおみ
脚本:山田由梨
音楽:伊藤ゴロー
制作統括】坂部康二(NHK エンタープライズ)、大塚安希(MMJ)、勝田夏子(NHK)
制 作:NHK エンタープライズ
制 作 ・ 著 作:NHK、MMJ
□ キャスト
比嘉愛未、西野恵未 ほか