売り手市場と言われる中でも、人を大切にしない職場はいまだにあるようだ。そうした職場では当然、離職者や休職者が相次ぐ。
「休職者が相次ぐ職場」について投稿を募集したところ、多数の回答が寄せられた。離職と違い、休職者の多い職場では、多くが代わりの人材を補充しないため、残された人たちの過酷さが増す。結果、さらなる休職者が出現という悪循環に陥ってしまうようだ。
担当者を皆の前で罵倒、うつ病に追い込む
20代後半の女性(東京都/事務・管理/年収500万円)が勤めている信用金庫の支店では、「1年で18人中6人が休職or退職しました」。原因は、異動してきた支店長だという。
「顧客回りが苦手なようで、朝から晩まで店内におり伝票のチェック」をしている支店長は、社内でもパワハラで有名で、「担当者を皆の前で罵倒」するから、たちが悪い。
「ターゲットになった人は鬱で休職」になり、他にも切迫流産になる人や、見切りをつけて退職する人がいた。自浄作用のある職場だったら管理職を外されるだろう。しかし、
「にもかかわらずパワハラ支店長は上層部に気に入られているため一切お咎めなし。早く辞めたいです」
と胸の内を明かす。パワハラを受けた側が辞めるのは理不尽だが、自分の心や体を守るほうが大切な場合もある。
「この1年間で私が3人目の休職者です」
フルタイムの職員が30人程度の学校で働いているという20代後半の男性(埼玉県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収500万円)は、「この1年間で私が3人目の休職者です」と綴っている。
休職者は全員、精神疾患を理由に休んでいるという。男性は、ここまで追い込まれる原因は「職場の人間環境」にあると明かす。
「席を外している間に、いない人の悪口を管理職含めてやっています」
とのことで、心理的安全性は皆無の職場のようだ。確かにこれでは病んでしまうだろう。
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