トップへ

東京都現代美術館でサム・フランシスの展覧会開催 横尾忠則の特集展示も

2023年06月10日 09:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com


サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大


 東京都現代美術館が、「MOT コレクション」展として、1階でホンマタカシなど1980年代末以降の作品を集積した「被膜虚実」を、3階で横尾忠則の特集展示「横尾忠則―水のように」とサム・フランシス(Sam Francis)の生誕100年を記念した展覧会「生誕100年 サム・フランシス」を開催する。会期は7月15日から11月5日まで。

 「MOT コレクション」展は、同館で所蔵されている約5700点の作品の中から、会期ごとに異なる切り口で行われる展覧会。戦後美術を中心に、近代から現代にわたる作品を通して、現代美術の持つ多様な魅力を発信している。
 「被膜虚実」では、同館に新たに収蔵された三上晴子の作品をはじめ、石原友明や平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、トーマス・デマンド(Thomas Demand)、方力鈞などによる絵画、立体、写真、映像、インスタレーションといった多様な作品を時系列順に展示。約30年の間に生み出された作品を巡りながら、時間の経過やその背景、身体観の移ろいや生への眼差しに着目する。
 横尾忠則の特別展では、絵画とグラフィック作品約70点を用意。1960年代から近年の作品まで、数々の作品に表れた「水」の表現の変化に注目し、同氏の作品の新たな魅力を探るという。また、横尾とゆかりのあるアーティストとして、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やトム・ウェッセルマン(Thomas Wesselmann)、デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)、ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)の作品も合わせて紹介する。サム・フランシスの展示では、巨大な絵画作品のシリーズが展示される。

■MOT コレクション「被膜虚実」「特集展示 横尾忠則―水のように」「生誕 100年 サム・フランシス」会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)休館日:月曜日(7月17日、9月18日、10月9日は開館)、7月18日、9月19日、10月10日開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)観覧料:一般500円/大学生・専門学校生 400円/高校生・65歳以上 250 円/中学生以下無料(企画展のチケットでも鑑賞可能)