アニメ「serial experiments lain」の25周年を記念した代替現実ゲーム「Layer 3301: De-Cipher」が、今月6月中にAniqueからリリースされる。その特設サイトが、本日6月8日にオープンとなった。
【画像】2020年には月ノ美兎が「serial experiments lain」の視聴企画を実施した「Layer 3301: De-Cipher」は、デジタルコレクタブルアニメスタジオ・Kasagiとのコラボレーション企画で、アニメ「serial experiments lain」のプロデューサー・上田耕行監修のもと制作。「lain」の謎めいた世界観に触れることができる、没入型の体験コンテンツになる。今後発売されるデジタルグッズ「プロトコルキー」を通じてのみアクセスできる仕様で、ユーザーは「プロトコルキー」を使ってデジタル要素と対話を行い、「lain」のストーリーの新しい側面を解き明かすことが可能だ。クリア者には限定記念品や、「lain」のアニメ制作に使用された実際のセル画などのプレゼントを用意。また「プロトコルキー」の保有者には、今後の「serial experiments lain」25周年記念プロジェクトへの優先アクセス権も付与される。
「serial experiments lain」は1998年に放送されたTVアニメ。「ワイヤード」と呼ばれるデジタルネットワークが普及した未来を舞台に、女子中学生・岩倉玲音と「ワイヤード」を巡る物語となっている。
■ 上田耕行(「serial experiments lain」プロデューサー)コメント
「謎解き」「宝さがし」が皆さんにどれだけ楽しんでもらえるか、まだわからないのですが、いつまでもファンでいてくれてる人を想像してネット上のバーチャルだけで終わらないなにか繋がりができたら嬉しいです。また作品単体ではなくアニメーションカルチャー全体でも新しいチャレンジになるといいなと思っています。固定的な価値観や経済的な思惑に縛られない実験的なチャレンジ精神が 「serial experiments lain」であってほしいのが生みの親の心情です。機会を与えてくれたAniqueとKasagiに感謝します。是非楽しんでください。
■ Kendrick Wong(Kasagi CEO)コメント
25年以上前、"serial experiments lain "は、デジタルリアリティの台頭を予測することで、SFファンから支持を得ました。また、「ネットワーク・スピリチュアリティ」(意識を共有することでコミュニケーションを図る)の探求は、lainファンにとって最も共感できるものであり、今回のバーチャル・コレクションは、これまでにないインタラクティブな体験を提供するものとしてふさわしいものです。