お店でモノを売る仕事をしていると、時には返品を願い出てくるお客さんがいる。不良品であったり自分に合わなかったりと理由は様々だが……。
「ショッピングモールの衣料品コーナーで働いています」という北海道に住む30代女性（サービス・販売・外食）は、返品に関して一悶着あったクレーマー女性について明かした。（文：真鍋リイサ）
「『サイズが合わなかったのよ～』って素直に言えばいいのにと思いました」
それは「大きいサイズコーナーで時々見かけるお客様」で、その日は返品のため来店したという。しかし最初に相手がとった行動は意味不明だった。
「無言でワンピースをレジに置いたのでレジを担当していた同僚が『こちらの商品どうかされましたか？』と訪ねると『は？なんで理由なんて言わなきゃいけないの？』と怒り口調で言った」
無言で商品を置かれたら誰もが理由を問いてしまうだろうが、このクレーマー女性には不服に感じる理由があった。その後「私がフォローのつもりで『不良な箇所でもありましたでしょうか』と言うと」、この女性は「怒り口調」でこう続けたという。
「私デブだから！小さかったのよ！」
まさかのケンカ腰である。さらに
「『ここ試着室無いじゃない！』と言うので『試着室はあちらにございます』と伝えると『急いでたら試着なんてできないでしょ！』と」
試着せずに購入したのなら自分が悪かったのにもかかわらず、店員へサイズが小さかったと怒るとはなんとも理不尽な話である。クレーマー女性はだいぶ憤慨していたのだろう。女性は「もう手に終えないと思ったので、同僚と『申し訳ありませんでした』と謝って返金をすると黙って帰られました」と返金に応じたことを語った。
ちなみに日本の大体のお店では返品ができる商品とできない商品は細かく決まっており、商品に不備や不具合がない限りある程度使用した後の商品を返品することは基本的にできない。今回は相手の勢いに店側が折れたようだ。
女性は最初の対応についてこう振り返る。
「こちらとしてはサイズが小さかったか確認しているわけでもなく、サイズが大きくて返品する方もいらっしゃるので、『サイズが合わなかったのよ～』って素直に言えばいいのにと思いました」
確かにサイズに関して聞いたわけではないため、「合わなかった」と答えれば済む話だ。クレーマー女性は自分で墓穴を掘った形となった。それでも、店を利用し続けているようで
「その後、そのお客様が試着室を利用している所を何度か見かけました」
という後日談も添えてくれた。
※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9
