Text by CINRA編集部
映画『違国日記』が2024年に公開される。
原作は、人見知りな小説家の高代槙生と両親を事故で亡くした姪の田汲朝の同居生活を描いたヤマシタトモコの同名漫画。理解し合えない寂しさを抱え、互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人が、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく姿を描く。
高代槙生役に新垣結衣がキャスティング。監督は『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつきが務める。
【新垣結衣のコメント】
淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。
槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。
ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。
見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。
【瀬田なつき監督のコメント】
読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。
ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。
【ヤマシタトモコのコメント】
この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。
映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。