「病める時も、健やかなる時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、これを敬い……」という結婚式での誓いの言葉。結婚式では幸せに浸っていて、あるいは浮かれていて、誓いの意味を深く考え重く受け止める夫婦は少ないかもしれない。夫婦の絆が試される時は、案外突然やってくるものだ。
「夫・妻に対する不満」に関するエピソードを20代後半の女性(東京都/素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員・職員/450万円)が綴った。
「転職すら旦那から反対され精神病になってしまいました」
「仕事でパワハラに合い心身共に限界が来たため夫に退職したいと相談しましたが、経済的な理由で反対され、結局無理して勤めた結果うつ病になりました」
一方で、別の部署の後輩もまた、女性とは別の上司からパワハラを受けていたが、その後輩は婚約者から結婚を期に退職を勧められ、寿退社することになった。これを聞いて女性はさらにつらくなった。
「後輩は身を案じて退職させてくれる優しい人と結婚し、かたや私は、転職すら給与が下がることを理由に旦那から反対され精神病になってしまいました」
「後輩の件を聞いて初めて、私を大事にしてくれる人なら退職させてくれたかもしれないと感じ、自分の見る目のなさがはっきりとわかりました」
女性は現在回復し、部署異動して復職したという。しかし夫婦の亀裂は修復に至っていないようで、
「私がしんどいときに一番そばにいるはずの旦那が味方になってくれなかったことは一生不満として残ると思います」
と締め括っている。
夫婦間の問題は海の中の岩と例えられることがある。愛情という水で満たされている時には見えないが、水が引いてしまうと見えてくる。パワハラは災難だが、何事にも意味があり起きているとするなら、これを機に女性が気づきを得て、幸せな人生を歩むきっかけにして欲しいと思う。
※キャリコネニュースでは「夫・妻に対する不満」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/HGSUO26N