小売り・サービス業を舐めるのも大概にしてもらいたい。そんな怒りを覚えるような経験談が、「衝撃クレーマー」をテーマに募集したアンケートに寄せられた。
以前、海老天を発注しておいて「なんで海老が入っている?」というクレームを受けた岩手県の50代男性(事務・管理)からの投稿だ。勤務先は卸売部門の隣でスーパーを営業しており、男性は両方の管理担当だった。
そのスーパーで男性の同僚が、タチの悪いクレーマーに遭遇してしまったという。(文:okei)
「なんで傷んでいたのを売った?遠くからわざわざ来たんだから誠意を示せ」
あるとき男性客から「購入した商品が傷んでいた」というクレームが入った。
「佃煮ですぐに痛むような商品ではなく、賞味期限が同じ商品は異常がない。数時間車に放置していたようだったが、交換することにした」
店側の過失ではないと思われたが、交換に応じたという。ところが相手はそれで納得しなかった。交換の際
「なんで傷んでいたのを売った?遠くからわざわざ来たんだから誠意を示せ」
と難癖を付けられたのだ。謝罪をしても
「誠意も示せないのか?何かよこせ」
と迫られた。まるでゆすり・たかりである。結局「ストックの商品を渡し、仕方ないので欠損処理した」という。店側の丸損となり、内心憤りを感じていたことだろう。この話には後日談がある。
「後日、夫婦で来店して奥さんからお礼を言われたが、よほど何されたか言ってやりたかった」