6月3日、全日本ロードレース選手権に参戦しているTN45 with MotoUP Racingおよびロードレース世界選手権Moto2に参戦しているPertamina Mandalika SAG Teamは、第6戦イタリアGP以降の15戦に羽田太河がMoto2から参戦することを発表した。
まず、5月31日にPertamina Mandalika SAG Teamが、ロレンツォ・ダラ・ポルタとの契約を終了することを発表。Moto2で4年目を過ごしていたダラ・ポルタは、2023年にItaltrans Racing TeamからPertamina Mandalika SAG Teamに移籍したが、今季の序盤5戦で、最高位は開幕戦の19位だった。
また、ダラ・ポルタの離脱により、羽田がPertamina Mandalika SAG Teamからシーズンの残り15戦を戦う。羽田はアジアロードレース選手権、FIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権の経験もあるライダーだ。2021年には代役とワイルドカードでMoto2に2度参戦している。
2022年からはTN45 with MotoUP Racingから全日本ロードST600クラスを戦っており、開幕戦から優勝を飾って前半戦はランキングトップにつけていた。その後、代役でPertamina Mandalika SAG Teamから終盤の8戦をMoto2で過ごした。
今季もTN45 with MotoUP RacingからST600を戦っているが、上記の通りダラ・ポルタの離脱があり、再びPertamina Mandalika SAG TeamからMoto2に参戦することとなった。
TN45 with MotoUP Racingもプレスリリースを発行して「再び世界を走るチャンスをつかみました。昨年はシーズン後半戦からの代役参戦でしたが、今年は、まだ15戦あるため昨年以上の結果を残してくれるでしょう。羽田の応援をよろしくお願いいたします」としており、チームのコンセプトである“再び世界を目指す”を実現するために羽田を送り出した。
■長島哲太チーム代表(TN45 with MotoUP Racing) 「羽田は、もともと世界を走りたいという希望がありましたし、昨年もシーズン後半戦でチャンスがありポイントも獲得していました。今年は6月から走ることができるので結果次第という部分もありますが、来年の契約に関しても進めていけるはずなので、大きなチャンスをつかんで世界で走り続けられるように頑張ってもらいたいですね。結果を残せるようにチームとしてもサポートしていきますし、僕もいけるレースには駆けつけてアドバイザーを務めようと思っています」