理不尽なクレーマーに遭遇したときは、上司に毅然とした対応をしてほしい。千葉県の60代男性(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産)は上司の立場でクレーマーを撃退したエピソードを語った。あるとき「宅配飲料の仕事」で
「部下が営業中に難癖つけられ、お詫びに玄関入ったところ『不法侵入で訴える』との事!」
という無茶苦茶なクレームを聞き、すぐに現場へ急行。対応の一部始終を明かした。
「弊社の製品は今後お買い求めいただなくても結構です」ときっぱり
「とりあえずお詫びをするも『誠意を見せろ』との事、明らかに金目当てのクレーマー!」
と振り返る。早々に相手の目的を見抜いたが、「ご希望の“誠意の内容”をハッキリ言って欲しいと伝えたら、『それはそちらが考える事だ』とのやり取り」が続いたという。その後、こんな押し問答となった。
「警察呼ぶぞ!」
「どうぞ呼んで下さい!」
「法的措置をとる!」
「ならばこちらも会社の弁護士に話しますがよろしいですね!」
とどちらも一歩も引かなかったが、最終的には相手がこんなことを言ってしまう。
「そんなわからず屋は死んだほうが良い!」
それを男性は見逃さなかった。言葉尻をとらえ、
「死んだほうが良いですって!貴方は人の命をなんだと思っている。人に死ねと言うような暴力的な言葉は使う方とはこれ以上恐ろしいので話しは出来ません。話しは打ち切らせていただきます」
と完全に自分のペースに持って行き、こう畳みかけた。
「警察でも弁護士でもどうぞ呼んで下さい!貴方は確かに人に死ねといいました。私は何月何日何時何分に貴方に死ねと暴力的な言葉を言われたので恐怖を感じ話を打ち切ったと伝えます。よろしいですね」
「あと弊社の製品は今後お買い求めいただなくても結構です。これにてお別れです。失礼します」
この勢いにはクレーマーも対抗できなかったようだ。
「あと何も言ってきません、理不尽な人には毅然とした対応は必要です」
と意見を付け加えた。毅然とした態度でクレーマーを撃退した上司に、部下も感謝したことだろう。
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