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アシックス「ゲルカヤノ」シリーズ最新作は安定性と快適性が向上、ランニングフォームの変化に着目

2023年06月01日 10:41  Fashionsnap.com

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 アシックスが、高機能ランニングシューズ「ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)」シリーズから最新モデル「ゲルカヤノ 30(GEL-KAYANO 30)」を発表した。価格は税込1万9800円。7月27日にアシックスオンラインストアで先行発売し、8月10日からアシックス直営店各店や全国のスポーツ用品店で順次販売する。

 ゲルカヤノシリーズは、1993年から展開しているアシックスを代表する長距離ランニング用の高機能モデル。長時間走行してもスムーズな足運びができる優れたサポート力が特徴で、足元のぐらつきを抑える安定性の高さなどから多くのランナーに支持されている。
 今作は、シリーズ誕生30周年を機に安定性を再解釈し、走り始めから終わりまでの疲労によるランニングフォームの変化に着目。走行距離が長くなり疲労が蓄積すると、走り始めよりもフォームが前傾姿勢になり、地面に対して足裏をフラットに着地させる傾向が強くなることから、新たに開発した複合的な機能構造「フォーディガイダンスシステム(4D GUIDANCE SYSTEM)」を採用した。かかと部外側に適切な傾斜をつけ、ヒールコンタクトがよりスムーズにしたほか、ミッドソールを内側のかかと部から中足部にかけて広がりをもたせた立体形状に改良することで、走行時の適度な倒れ込みを抑制した。また、アーチ部に横に張り出すように柔らかなフォームパーツを配置し、疲労時に必要となる中足部の安定性と快適性を向上させた。アシックススポーツ工学研究所が実施した走行テストでは、被験者から「最初に履いたときよりも長時間走った後の方がより快適である」といった声があがったという。
 ミッドソールは、前作より全体を約4mm厚くしながら、軽量で柔らかなクッション性を実現。環境に配慮したクッションフォーム材「エフエフブラストプラスエコ(FF BLAST PLUS ECO)」を採用し、かかと部には前作搭載していたタイプと比較して約65%柔らかく、約10%軽量化された衝撃緩衝機能「ピュアゲル(PureGEL)」テクノロジーを内蔵した。