アニメ「ルパン三世」などで作画監督を務め、2021年3月に死去したアニメーター・大塚康生が遺したイラストや原稿を集めた書籍「道楽もの雑記帖」が、本日5月31日に玄光社から発売された。
【大きな画像をもっと見る】「未来少年コナン」「じゃりン子チエ」など数々のアニメで作画監督を担当し、晩年はスタジオジブリなど国内のスタジオや専門学校で後進の教育に寄与した大塚。同書には、大塚が執筆した雑誌連載と絶版書籍の原稿、未発表の企画書、映画「ルパン三世 カリオストロの城」修正原画などが掲載される。
また、軍用車両研究家としても活動していた大塚による軍用車両のイラストも収録。自身を“道楽もの”と自称した大塚の、生き方と仕事に対する姿勢を窺い知ることができる1冊となっている。編集・構成は、大塚と長年親交のあった映像研究家・叶精二氏が担当した。