採用面接を受けたあと「時間と交通費を返してほしい」と嘆く人は少なくない。「面接での信じられないエピソード」をテーマにした体験談の募集に、東京都に住む50代女性(事務・管理/派遣社員/年収250万円)が、
「先方から指定された時刻を20分ほど過ぎた頃ようやく面接官が登場。その時点で謝罪はない」
と怒りの面接エピソードを語ってくれた。(文:真鍋リイサ)
「こちらが答えている途中で口を挟み面接は5分もせずに終了」
一方的に待たされたあげく、面接を受けたのは疑問を感じる場所だった。
「待合室の周りにはガラス張りの会議室がいくつも並んでおり、使われていないブースが複数あるにも関わらず『会議室が空いていないので』と、他の来客者がいるにも関わらず待合スペースでいきなり面接が始まった」
どう考えても雑さがにじみ出る対応だ。そのうえ面接中も酷かった。
「事前に個人情報漏洩に関する書面にサインさせられているのに、私の個人情報はダダ漏れ状態」
「しかも質問しておきながら、こちらが答えている途中で口を挟み面接は5分もせずに終了」
端から聞く気などないということだろうか。女性はこの対応について、
「応募している段階でこちらの経歴や年齢などの情報はわかっているはずで、興味がないなら書類選考の段階で見送ればいいのに、時間と交通費を返してほしい」
と怒りをあらわにしている。しかしドン引きするような事はこれで終わらなかった。
「帰り際エレベーター前まで送ってくれたが、最後に『開始が遅れたこと他言しないでくださいね』と言われた」
多少の後ろめたさがあったのだろうか。そうであれば、口封じよりも先にお詫びの言葉があって然るべきだろう。
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