集英社・ジャンプグループが、縦スクロールマンガに特化した新規マンガアプリ・ジャンプTOONを2024年にリリースすることを明らかにした。集英社は同アプリについて「見開きマンガの世界で数多くの作品を送り出してきた経験とノウハウを活かし、縦読みマンガでもヒットタイトル創出を目指します」とコメントした。
【大きな画像をもっと見る】新たな才能・作品を発掘するためのマンガ賞「ジャンプTOON AWARD」の開催も決定。大賞を受賞すると、ジャンプTOONでの連載が確約し、賞金100万円が贈られる。審査はジャンプTOON編集長で「ONE PIECE」「BLEACH」など数多くの作品を立ち上げた浅田貴典氏が担当。浅田氏は縦スクロールマンガについて「このジャンルじゃないと受けない、と決めつけることは、しません」と述べ、「読者を楽しませよう、読者を驚かそう、そういう企みのある作家さんと、ジャンプTOONはともに歩みたいと考えています」とコメントした。また、同マンガ賞の第1回の審査には「4000年ぶりに帰還した大魔導士」「魔鬼」「盗掘王」などを手がけた制作スタジオ・レッドセブン代表取締役のイ・ヒョンソク氏も参加する。
「ジャンプTOON AWARD」の応募期間は8月31日まで。結果発表は10月初旬に公式サイト内にて行われる。
■ 浅田貴典(ジャンプTOON編集部編集長)コメント
集英社・ジャンプグループは、“才能と、ともに歩む”ことがアイデンティティです。今までもこれからも我々は見開きマンガの作家さんたちと歩みつづけますが、縦読みマンガの世界にも個性あふれる作家さんたちが集まっているのを、感じています。縦読みマンガは、このジャンルじゃないと受けない、と決めつけることは、しません。その発想こそが、創作の土壌を痩せさせるからです。
読者を楽しませよう、読者を驚かそう、そういう企みのある作家さんと、ジャンプTOONはともに歩みたいと考えています。
■ イ・ヒョンソク(レッドセブン代表取締役)コメント
ウェブトゥーンをはじめとする縦読みは電子マンガの海から生まれた新しいマンガ表現です。
スマホ読書に最適化され、カラーという武器を持つ新しいマンガ表現で世界中の何千万人もの読者を魅了させる新しい才能が登場することを期待しています。