仲間内での雑談のネタとして、うっかり話してしまった共通の友人の噂話。それが本人の耳に入って不和が生じた経験、あなたにはないだろうか？
「色々大変みたいよ旦那さんの女性関係とかでってついしゃべってしまったのです」
そう明かすのは、熊本県に住む60代前半の女性（教育・保育・公務員・農林水産・その他／150万円）だ。「私は絶縁された側です」と経緯を振り返った。（文：KZ）
「彼女のご主人は堂々と不倫していてご近所では評判でした」
絶縁されてしまった相手は、高校時代からの女友だち。家を新築し、偶然同じ学区内に引っ越して来たので、頻繁に会って食事などを楽しんでいたという。
その友人の家庭には、ある公然の秘密があった。
「彼女のご主人は堂々と不倫していてご近所では評判でした。彼女も承知のようで冗談交じりによく話してくれていました。私は『色んな夫婦があるもんなんだな』と思っていました」
そんなある時、別の友人たちと集まる機会があり、そこで彼女の話が出たため、女性は「色々大変みたいよ。旦那さんの女性関係とかで」とついしゃべってしまったそうだ。
人の口には戸は立てられない。その場にいた一人の友人は「聞かなかったごとにする」と黙殺してくれたものの、もう一人の友人はすぐに彼女に連絡。「旦那さんの女性関係大変ね」などと話してしまったのだとか。
「当然彼女は怒って私を無視するようになりました」
と女性にとっては思いがけない事態となった。「私は自分が悪いと反省しています。何回も謝りましたがもう5年くらい連絡していません」というから、よほど怒りを買ったのだろう。しかも、「割と近所なので車ですれ違ったり、スーパーで出くわしたりと気まずい思いはしています」とのことで、口を滑らせた代償は、思いのほか高くついたようだ。
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