自分のことを異様に真似してくる友人と20代のときに絶縁したという経験談が香川県の50代女性(事務・管理/年収400万円)から寄せられた。
「高校時代から仲良しの同じグループにいた」友人で、特に仲が良かったと振り返る。様子が変わってきたのは、女性が短大に進学した頃からだった。
「彼女が私の持っている物と同じものを真似して買うようになってきました。それは、服、バック、口紅、手帳と幅広く、私が持っているのを見て後から全く同じものを買うのです」
驚くことに、真似は身の回り品だけにとどまらなかった。(文:コティマム)
「私のコピーのように全く同じ組み合わせ」
他の仲の良い友人たちも好みが似ていて同じ服を持っていることはあったが、「それぞれ自分の着方をしていて雰囲気も違うため」気にはならなかったという。
「しかし、彼女は私のコピーのように全く同じ組み合わせで着たり、私が『次の日こういう服を着る』という話をしたら、彼女も同じものを持っていなくても近づけて同じ合わせで着てくるのです」
女性は違和感を抱きながらも、仲の良かった高校時代の友達グループにそのことを言えずにいたという。
決定的なことが起きたのは、女性が28歳の頃のこと。結婚が決まり
「友達みんなに結婚式に出席してもらいたかったので、結婚することを決めた1年前に報告」
と段取りしていた。友人たちからは祝福と「出席する」という言葉をもらっていたという。しかし結婚報告をした約2か月後、女性は驚くべき事実を知る。
「ドレスの試着でレンタルドレスのお店に行ったとき、そこに彼女が当時付き合っていた彼と一緒にドレスを見に来ていたのです」
「いつ結婚式を挙げるのか聞いたら、私の結婚式の2週間前」
女性は「彼女の結婚が決まったという話は聞いてなかった」ため驚いた。
「『結婚するの?』と引きつる顔をなんとかごまかしながら聞きました。彼女は気まずそうに『うん』と答えました。それだけでもびっくりしたのに、いつ結婚式を挙げるのか聞いたら、私の結婚式の2週間前というのです」
なんと、結婚を報告した2か月後に友人も結婚を決め、同じショップでドレスを選んでいたのだ。これだけも気になるが、結婚式の日程も女性が決めた日の直前に設定されている。これまで散々コピーされてきた女性にとって、これは許せない行動だろう。
さらに問題は招待客だった。当時女性は友人と同じ「お稽古事」をしており、その友人たちと高校時代の友人、どちらも結婚式に招待していた。
「結婚式に招待する友人が10人以上かぶるので、『友達を呼ばないのか』と聞いたら、『みんなに来てもらうつもり』と彼女は言いました」
「私の結婚式と彼女の結婚式両方に出席する友人のことを考えたら、わざわざそんな近い日に結婚式は挙げないと思います。20代半ばの女子にとって、1か月の間にお祝いが続くのは、いくらおめでたいこととはいえ痛い出費ですし」
「全く関係ない間柄なら仕方ないですが、近い友人同士なら日程を調整できるのに……という思いで怒りがこみあげてきました」
招待客が丸かぶりの状態で式を挙げるという友人。女性は怒りがこみ上げたものの、「その時点でも私はそのことを他の友達に話せなかったのです」と自分から言うのは控えていた。
しかしその日取りを共通の友人たちが知ったとき、もちろん波風が立たないわけはなかった。【後編へ続く】
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