結婚式にゲストを招く際は、招待状を出す前に相手の都合を確認するのが一般的だ。しかし、兵庫県に住む40代後半の女性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収600万円)は、事前の打診もなく友人の結婚式の招待状を受け取り、戸惑った経験がある。しかも、
「招待状同封の出欠確認のはがきは、出席に丸がついた状態で届きました」
というから驚くばかり。いくら親しい間柄だったとしても、ギョッとしてしまいそうだ。(文:福岡ちはや)
「電話やメールで事前に打診してくれれば」
予想外のできごとに気が動転したのか、招待状を受け取った女性もまた驚きの行動に出た。なんと共通の友人が運営するネット掲示板に「強制参加なの?」と書き込んだのだ。その結果、
「『絶対に来てほしかっただけなのに、そんなふうに書き込むなんてひどい』とキレられて、先方から絶縁宣言されました」
と残念な結末に。悪気はなかったのかもしれないが、不特定多数が閲覧する場所に書き込むような内容ではないのも事実で、友人が怒るのも仕方ない。
しかし、女性は絶縁されたことに納得いかないようで、次のように弁明した。
「結婚式は東京で開催。私が住んでいるのは関西、友人の出身も関西で、職場の都合での東京開催でした。当時は月給16万円ほどだったので、交通費やご祝儀を考えたらかなり計画しないと行けない。絶対に来てほしいと言うなら、はがきに丸つけるんじゃなく、電話やメールで事前に打診してくれればよかったのに」
“どっちもどっち”という感じがするが、女性は、
「仕事と式の準備が忙しかったからだと、後日、共通の友人から聞かされはしましたが、25年ほど経つ今でもモヤモヤしています」
と不服げに綴っていた。
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