従業員どうし忙しい人の手伝いをするのは当たり前だが、「助けられるのが絶対に嫌」という謎のプライドを持つ人もいるようだ。福島県に住む40代前半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/パート・アルバイト/年収100万円)は、「日帰り温泉施設で働いていた」当時をこう語る。忙しいホールを手伝っていると、同僚が
「ひとりで出来るのになんで来るの??」
とキレ出したというのだ。(文:okei)
「呼んでないでしょ?」「大丈夫だからフロントに帰れ!」
当時女性の仕事は「基本はフロント業務」だったが、「レストランのホールや調理補助、一部の商品の在庫管理など」何でもやっていた。一方、その職場には、自称「なんでもひとりでこなせる」人がいたという。
「ホール専門で、とてもプライドが高い人がいました」
「少々面倒くさい人でしたが、なんとなくかわしながら一緒に仕事をする事もありました」
とそれまでは大きなトラブルは無かったようだ。しかし、事件は「ある日のオープン直後」に起こる。
「予想外にホールが混雑して、とてもさばききれない状態でその人もパニックになっている様子だったので、支配人に言われ私はホールにヘルプに行きました」
他のホールスタッフはまだ出勤しておらず「本当に忙しい状態」だったという。女性のヘルプは当然のことだったが、驚くことにその同僚はいきなりキレ出して、
「ひとりで出来るのになんで来るの??」
「呼んでないでしょ?」「大丈夫だからフロントに帰れ!」
と泣き叫ぶように言った。「お客さんにも聞こえたと思います。 驚きましたが、どんなに出来ると言われても無茶な数の料理が次々と出てくるので運ぼうとしたら」とホール仕事を続けると、次の瞬間
「『気分悪い!帰る!』と、いきなり帰ってしまいました」
と意味不明の職場放棄をされてしまった。女性のほうは偉いもので「驚いたけど、お客さん優先なので、必死に料理を運び続けました。厨房スタッフも『ポカーン』でしたが、とにかくお客さん優先です」と冷静に仕事をまっとうした。だが、さらに驚愕なのは例の同僚だ。
「次の日、何事も無かったようにニコニコと出勤してきた時は更に驚きました。でも、後日、その人は『虐められている』と吹聴していました」
いきなり帰ってしまった謝罪をするでもなく被害者だと言い出すのだから呆れるしかない。女性も「よく分からない状況でした。パニックになってキレて、虐められて(自己申告)」と同僚の行動に首をひねり、後日談をこう綴った。
「その人はしばらくして異動になりました。今は私も別の仕事に就いているので、その人がどうしているか分かりませんが、きっと今も変わらないんだろうなぁ……と思っています」
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