飲食・サービス業では、客からのクレームは日常茶飯事だろう。それでも、想定外のとんでもない要求をしてくるクレーマーもいる。東京都に住む30代後半の女性(サービス・販売・外食)は、自身の「勤め先であるレストランにて」こんなクレーマーを目撃してしまった。
「とあるカップルが食事中に喧嘩になり、女性が男性の頭から水をかけ、店を飛び出して行きました」
彼氏からは「そんな恥ずかしい女は嫌い」
激しい痴話喧嘩といったところだが、問題はその後だった。
「後日、女性から電話があり 『仲裁に入らない店が悪い。責任をとって彼との関係を修復しろ』と」
「我々も何度かそのカップルに話しかけ、話題をそらすよう務めたのですが『真剣味がなかった。ちゃんと止めなかった』そうです」
クレームをつけてきた女性によると、「彼とは音信不通に」なってしまったそう。どんな事情があったによせ、レストランで頭から水をかけ立ち去ってしまったのだから、そうなってもおかしくない。しかしクレーマー女性からは
「店から電話やメールをして、よりを戻すように説得しろ、との要望でした」
と無茶苦茶な要求が続いたという。しかし、ものには終わりが来るもので……
「(女性から)1週間ほど電話は続き、男性からの 『そんな恥ずかしい女は嫌い』のメールを転送してやっと収まりました」
と珍しい出来事を振り返っていた。