5月23日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているムーニーVR46レーシング・チームは、ルカ・マリーニが右手首を負傷していることを発表した。
マリーニは、5月12~14日にル・マン-ブガッティ・サーキットで行われた第5戦フランスGPの決勝中に先頭集団でバトルを繰り広げていた。しかし、6周目にマリーニが単独で転倒しそうになったところに、アレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が避けられずに追突してしまい、ふたりが転倒リタイアとなった。
そして後に精密検査を受けたところ、右手首の手根骨を構成するひとつである大菱形骨の損傷が判明。医師による経過観察が必要となるようだが、6月9~11日にムジェロ・サーキットで開催される第6戦イタリアGPへの出場に影響はないようだ。
マリーニは、イタリアGPに向けて万全な状態に持っていくために、治療とリハビリに専念するという。第5戦フランスGPで優勝を飾ったチームメイトのマルコ・ベゼッチとともに、次戦は母国GPとなる。さらに、ムーニーVR46レーシング・チームは現在146ポイントでチームランキング首位につけているため、ふたりの活躍に注目が集まる。