東映アニメーション、新作アニメ「Le Collège Noir（原題）」を仏スタジオと共同製作へ 欧州発のコンテンツ展開目指す

東映アニメーションが、フランスをはじめとする欧州市場のさらなる開拓に向け、フランスのアニメーションスタジオと新作アニメーション『Le Collège Noir（原題）』を共同製作することがわかった。


共同製作のパートナーは、フランスのアニメーションスタジオ「スタジオ・ラ・カシェット（ラ・カシェット）」と、日本のアニメも多く手掛ける配信大手の「ADN」だ。うち制作のラ・カシェットは、カートゥーンネットワークで放送され、エミー賞を獲得した『PRIMAL』をはじめ、「ディズニープラス」にて5月から配信されている『スター・ウォーズ：ビジョンズ シーズン2』の一篇も手掛ける、気鋭の2Dアニメーションスタジオとして知られる。

『Le Collège Noir（原題）』は、フランスのマンガであるバンド・デシネを原作とする冒険譚。深い深い森が続くフランス中央の山間部を舞台に、5人の少年少女が行方不明となった友人の謎に挑む姿を描く。原作者であるユリス・マラサーニュ自身が脚本と監督を務める。既にフランスでのリリースが決定しており、ADNが2023年秋からの配信を予定している。

東映アニメーションは、本作の共同製作に際し、一部の権利を除き映像販売と商品化についても権利を取得した。欧州から、世界へ向けたコンテンツ展開を推し進めていく構えだ。

（C）2023 Studio La Cachette-ADN-Toei Animation Co., Ltd.