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「梅雨家事トラブル」対策を知ってる? - "カビや室内干しのニオイ解決方法"をメリーメイドが紹介!

2023年05月23日 10:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
ダスキンの家事代行サービス「メリーメイド」は、「梅雨家事トラブル」対策を公開した。湿気やカビなど家事トラブルの元となりやすい要素が多い梅雨を前に、特に気を付けたい家事ポイントをまとめたという。


■入浴時にできるカビ対策



まず、日頃からやっておきたいのは浴室のカビ対策。浴室は高温多湿環境であるため、カビやぬめりなどが発生しやすく、放っておくと落ちにくくなり、掃除に手間がかかる。カビやピンク色のぬめりは、高温多湿の環境下で皮脂や石けんカスなどの汚れを栄養とするため、下記の対策を行うことで発生を防ぐことができるという。



○①洗い場の汚れを洗い流す



汚れがたまりやすい排水口やゴムパッキン、タイルの目や角は、浴室から出る前にシャワーで洗い流しておこう。



○②室温を下げる



お湯を使った後は水をかけて浴室内の温度を下げよう。



○③換気して温度を下げる



浴室のドアを閉めて換気扇を回し、乾燥させる。外に通じる窓がある場合は、窓を開けて換気をしよう。



カビが生えてしまった場合は?



カビが生えている部分にカビ取り剤を吹きかけた後、ティッシュなどを細くこより状にしたものを貼り付ける。さらに、その上から再度カビ取り剤を吹きかけてカビに浸透させると良いそう。


水アカ対策も忘れずに!



水滴を放置しておくと、ミネラル分だけが残り水アカになる。浴室を出る際は、吸水性の高いタオル(セームタオル)などを使って拭き取ることをすすめている。



排水口の汚れを放置するのはNG!



排水口の汚れを放置すると、汚れが中に固まり詰まってしまう危険があり、特に梅雨時はカビの温床になるという。



■キッチンはこまめな掃除でカビ防止



日常的に使用するキッチンは、カビが発生しやすく衛生管理が求められる。浴室と同じように高温多湿を避けることはもちろん、こまめな「ついでおそうじ」で汚れをためないように意識してほしいとしている。



シンクの水滴は残さない



水滴はカビの原因となるため、乾拭きをして常に水分を残さないようにする。なお、シンクの素材は塩素に弱いため、塩素系漂白剤を使用した場合はしっかり洗い流すようにしよう。



電子レンジは温かいうちに掃除しよう!



レンジを使った際は、水に浸し固く絞った布巾でレンジの内側を拭く。庫内が温まり、水蒸気で汚れがゆるんでいるため、汚れを簡単に取ることができるという。



冷蔵庫はこまめに水拭き&整理も忘れない!

外側の汚れの主な原因は、油煙やタバコのヤニ、手アカなど。日頃からこまめな水拭きで汚れを落としておこう。また、庫内の食品くずや汚れは定期的に取り除き、衛生面やニオイ対策のために、数カ月に1度は中の食品を取り出してしっかり掃除しておきたい。その際は、酸素系漂白剤を使うと除菌効果もあるそう。


■エアコンの使い始めは準備が重要!



気温が上がってエアコンを本格的に使用する前に、忘れずに行ってほしいのがエアコンの掃除。エアコン内部の熱交換器や送風ファンにカビが付着したままエアコンを作動させると、空気中にカビを放出することになる。ただ、運転期間外も可能な限りのポイントを抑えることで、カビのつきにくい状態をキープすることができるという。早速、そのポイントを紹介する。



○①フィルターの手入れ



まず、フィルターを外して掃除機をかけ、裏面から水洗いする。表面から始めてしまうと、逆にたまっていたホコリが詰まってしまう可能性があるので注意を。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤で優しく汚れを取り除こう。なお、フィルターを外す際は取扱説明書を確認の上、正しく行ってほしいとのこと。


○②使用前後には送風運転を



使用前後は30分をめどに送風運転を行う。特に使用後は内部の温度差が高くなり、水が発生するため、エアコン内部を乾燥させることで、カビの発生防止に効果が見込めるという。



○③リモコン掃除も忘れず行う



リモコンのホコリや汚れが気になる場合は、爪楊枝や綿棒を使って細かい溝やボタンのすき間までしっかり掃除しよう。なお、リモコンは精密機械であるため、念のため本体から電池を抜いた状態での掃除をすすめている。



■「室内干し」のニオイ対策



梅雨時はどうしても室内干しが多くなる。その際に気になるのが、洗濯物に雑菌が繁殖することで発生する独特なニオイ。このニオイの悩みを解決するためには、"雑菌を減らして乾燥を早める"ことが重要だという。そこで紹介したいのは雑菌の繁殖を抑えて嫌なニオイの発生を防ぐ洗濯方法だ。



○①除菌をしっかりする



洗濯用の酸素系漂白剤を40℃くらいのお湯に溶かし、洗濯物を10分~15分ほどつけ置くと、除菌ができてニオイが抑えられるそう。



○②洗濯物の置場を決める



汗や皮脂などの汚れが付いた洗濯物を、通気性の悪い洗濯機の中に溜めることは避け、通気性の良い洗濯カゴを用意する。洗濯カゴは定期的に拭いたり洗ったりして、汚れがつかないようにしよう。



○③素早く乾燥



洗濯物を干す際は、風通しの良い「アーチ干し」がおすすめ。アーチ干しとは、中心から外側に向けて短い洗濯物から長い洗濯物の順に干していく方法を指す。洗濯物の端がアーチ状に見えるように干すことで風通しが改善し、洗濯物の乾きが早くなるそう。また、干す際は10センチ程度の間隔を空けて干すと、より風通しがよくなるという。


■収納時に気を付けるべきポイント



次に、メリーメイドがまとめた「収納時に気を付けるべきポイント」を紹介する。ぜひ実践してカビの発生を防ぐようにしよう。


1.収納する前に衣類の汚れと湿り気の点検をする

2.ドライクリーニング後、カバーを外して収納する

3.圧縮袋で保存する場合、中に乾燥剤を入れる

4.通風の工夫をする

5.こまめに掃除する

6.部屋全体の乾燥


今回は、家事のプロによる様々な「梅雨家事トラブル」対策を紹介した。梅雨を快適に過ごすためにも、これらを参考にしてふだんの家事の方法を一度見直してみてはいかがだろうか。(御木本千春)