“人を出し抜く”という言葉にポジティブなイメージは持てないだろう。人の隙をついたり、騙したりするニュアンスがある。ところが、大阪府に住む40代前半の女性(公務員/正社員・職員/年収650万円)が「20年くらい前に面接に行った映画製作会社」の面接では、第一声が
「人を出し抜く為に何をするか」
という質問だった。同社は「広報経験者」を募集していたというが……。(文:okei)
「出し抜いて蹴落としてと、本人の自慢話ばかり」
当然女性は困惑しただろう。
「出し抜くということをなぜ聞くかわからず、出し抜くではなく、インパクトがある広報活動をしたい」
と答えたところ、「甘いと説教」が始まった。
「まず言われたのが服装のこと、面接用スーツに地味だとかケチつけられ、あとは『出し抜いて蹴落として』と、本人の自慢話ばかり」
そんな話を聞かされて、入社意欲が高まるはずもなかった。
「約束の時間がありますからと、途中で帰りました」
とその後を明かす。「もちろん、不採用でした」とも書いているが、採用されても働く気はなかったことだろう。
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