もともと製品やサービスを利用していたことから、その会社の求人に応募するのはよくあることだ。ところが、「典型的な圧迫面接」をされ、入社意欲が失せてしまったという体験談が寄せられた。
東京都に住む30代前半の女性(エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御/正社員・職員/年収450万円)からの投稿で、「飛ぶ鳥を落とす勢いのあるリゾート産業の会社」へ一次面接に行ったときのことだった。「当時この会社の客だった」という女性だが、
「君は我が社の社風に合わない」
「(経歴の1つ1つにケチをつけて)フツーは○○するでしょ?フツーは」
などと言われてしまったのだ。(文:okei)
「なんで君みたいな人が我が社に応募してきたの?」
面接官はかなり意地悪だったらしく、他にもこんなことを言われた。
「もっとエリートっぽい感じがいいんだけどねー」
「夢を売る仕事だから、夢のような外見じゃないとね」
「なんで君みたいな人が我が社に応募してきたの?」
あげくの果てには、役員にも
「面接に来る時点で10件くらいの案件持ってきてよ」
「他の仕事の方がいいんじゃない?」
と言われたという。
しかし「もう落ちたな…と思った2日後、社長による二次面接の案内が来ました」と意外なことに一次選考は通過した。同社にとっては応募者を試すための圧迫面接だったのかもしれないが、
「もう入社する気持ちは失せてしまったので、他の大手の面接を受けてそちらに決めました」
と女性の結論は決まっていた。この一件を振り返り、
「こちらが辞退すれば、元の不動産屋と客に戻るのに、なんであんな態度を取ったのか? 採用する前提で上司面したかったんでしょうが、あんな役員のもとでは働きたくないと思いましたね」
と皮肉まじりで述懐した。
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