5月21日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラス レース2が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、 中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は清成龍一(TOHO Racing)となっている。
全日本ロードレース選手権第3戦SUGOのJSB1000決勝レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
22周のレースで好スタートを切ったのは中須賀。岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、清成龍一(TOHO Racing)と続いて3台でトップ集団が形成される。セカンド集団の先頭は新庄雅浩(Team TATARA aprilia)。2周目には9番手まで後退していくが、それでも十分なアピールだった。替わって4位争い集団のトップに立ったのは亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。ヤマハファクトリー2台から引き離されて単独3番手走行を開始した清成を追いかけ始める。
2周目。8番手を走行していた秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)が転倒。清成との差を詰め切れない亀井に、水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)、作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)が追いついて、3台の3位争いが開始される。中須賀、岡本は後続を大きく引き離してテール・トゥ・ノーズのまま周回を重ねる。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM【レース2:優勝】 「レース1とはコンディションが違うので、どうなるかなと思っていました。昨日の岡本君のアベレージタイムが速かったので、今日は前に出て自分のペースで走り、抑えるところは抑えていこうという作戦でした。路面温度が上がったのでフロントタイヤも厳しかったのですが、昨日の反省点を踏まえて優勝できたのでよかったです」
■岡本裕生/YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2【レース2:2位】 「100%出し切れたレースでしたが、その中で完敗でした。改めて中須賀さんのすごさを感じました。中須賀さんの連勝を止めるのは絶対に自分だという気持ちだったから昨日の初優勝はよかったです。でも今日レースを終えてみて27連勝ってとてつもない数字だなって思いました。一度の優勝でも大変なのに、27連勝は気持ちも強くないと作れない記録です。今日一緒に走って、中須賀さんの強さをものすごく感じました。すごく勉強になりました」