友人が起こした交通事故がきっかけで、約16年前に絶縁したという経験談が寄せられた。埼玉県の40代男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)からの投稿で、
「友人の車に乗り出かけた先で、友人のハンドルミスで事故に遭いました。友人は無傷でしたが、私は骨折をし、しばらく身動きが取れない日々が続きました」
と綴り、信じられない友人の言葉を振り返った。(文:福岡ちはや)
「心配してほしいのか?」と笑いながら言うありさま
それから1か月ほど経った頃、事故を起こした友人から電話がかかってきた。相手は開口一番
「保険金が支払われたろう? その金で車を直せ」
と言った。男性に支払われた保険金はケガに対する補償であって、車を修理するためのものではない。そもそも事故を起こした張本人が、同乗者に修理費用を請求するのはお門違いだ。友人の心ない言葉に
「『体は大丈夫?』と心配するならわかりますが、電話に出て一番初めに言われたのは保険金のことでした」
と憤りを隠せない男性。
「こちらもムカっとし、『保険金の前に人の体を心配したらどうか?』と言い返したのですが、『心配してほしいのか?』と笑いながら言うありさま。その時点で、金だけが目的で友人でも何でもなかったんだなと感じ、縁を切りました」
大切な友人を事故に巻き込んでしまったら、普通は心配でたまらないはずだ。事故に遭ったのは災難だったが、友人関係を見直す機会になったのは不幸中の幸いだったかもしれない。
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