16日から走行がスタートした第107回インディアナポリス500マイルレース。初日は雨に見舞われたが、走行3日目も12時から18時までプラクティス走行が設けられ、昨年のインディ500ウイナーであるマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)がトップスピードを記録した。
チップ・ガナッシ・レーシングから14回目のインディ500に挑む佐藤琢磨は7番手と上位につけて走行3日目を終えている。
前日に引き続き走行3日目も晴天に恵まれたインディアナポリス・モータースピードウェイ。12時から6時間の走行が設けられ、34台がトータル3159周の走行を行った。
この日トップだったのはマーカス・エリクソン。前日チームメイトの佐藤琢磨のスピードを上回る229.607mph(39秒1974)を記録。前の車のトウがない単独走行でも34台中トップとなる224.414mphを記録している。
2番手は前日も2番手のスコット・ディクソン。この日も229.186mphと好スピードを76周目に記録。走行3日目もチップ・ガナッシのワン・ツーとなった。
佐藤琢磨は98周を走行し、227.818mphで7番手、アレックス・パロウも9番手とチップ・ガナッシ勢4台ともにトップ10に入り、順調にプログラムを進めているようだ。
「チップ・ガナッシのチーム全体にとっていい一日になった。昨日、僕たちはレースカーに関して多くの作業を行い、うまくいった。そして、今日はそれを基に取り組んだんだ」
「一晩でいくつか変更を加えたことで、クルマの感触も良くなったと思う。自分のレースカーに満足しているよ。僕たちのチームは今年も本当に良い仕事をして、いいクルマを提供してくれている」とエリクソン。
チップ・ガナッシに続く3番手はシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)。4番手にシボレー勢最速となるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)となった。
19日は予選前最後のプラクティス走行日となるファストフライデイが予定され、エンジンユニットのブーストレベルも増加。約100馬力以上の出力がアップされ、12時から18時まで予選に向けてのプログラムを各チーム行うだろう。