全く関係ない他人に自分の仕事をとやかく言われる筋合いはないが、余計なひと言でやる気がなくなることもある。ポスティングの仕事をしていた40代後半の女性(兵庫県/その他/パート・アルバイト/年収100万円未満)。
配布先の清掃員から「今の仕事辞めた方が良いんと違うか」と余計な口出しをされ、仕事を辞める決意をしたようだ。(文:永本かおり)
「寒い日や暑い日も決められた配布をしなければならない」
女性は「ポスティング」の仕事中、こんな厄介な人物に遭遇した。
「配布しているマンションで年配男性の掃除員から給与を聞かれ、曖昧な返答しか話してないのに男性から、そんな1万なんぼやったら今の仕事辞めた方が良いんと違うかと言われた」
相手は親切心だったのかもしれないが、無神経な質問のうえに頭ごなしに否定され、大きなお世話だったに違いない。この年配男性の存在が退職の引き金になってしまったようだ。女性は経験を踏まえ「ポスティング」のメリットとデメリットを綴った。
メリットは意外と小さくないようで、
「ポスティングは時間や休みで融通きくしお小遣い稼ぎと運動不足にも良いのと誕生日になると粗品が貰える」
その他にも、「人間関係から解放される」、「一人で黙々した仕事なのでストレスは貯まらない」などを挙げた。
その一方で、
「天気に関係があるから大変だった。雨の日でも寒い日や暑い日も決められた配布をしなければならない」
とデメリットも明かす。3年という短くはない期間働いていた女性だが、やめることにした。苦労する事からは「解放された」というが、「マンションの管理会社からは一切謝罪もない」と怒りを綴っていた。清掃員についてクレームを入れたものの、取り合ってもらえなかったのだろうか。