いい加減な対応をする採用担当者は、応募者を軽く見ているのか単なる天然ボケなのか。埼玉県に住む40代前半の女性(医療/正社員/年収400万円)が明かした面接エピソードは、そんな疑問を感じる体験談だった。
転職のため面接を受けることにした女性。指定された日時に向かったが、担当者が不在だった。(文:谷城ヤエ)
半年後「見慣れない番号から着信があり…」
「受付の方も面接について把握しておらず、また担当者についても『何時に戻ってくるかわからない』とのこと。『せっかく来てもらったから』と、お茶を出され世間話をして10分くらい経過」
「『後日改めて面接日について担当者から連絡させます』と言われ、『指定した日にいない、受付も把握していない、ここはダメだな』と思いつつ穏やかに退室」
その後、連絡がくることはなかったという。女性も「希望するところに縁あって入社」できたそうだ。
しかし半年が経ったある日、「見慣れない番号から着信があり出てみたところ、あの担当者から」だった。
「今頃電話がきたことにまず驚いたが続く担当者からの言葉に更に驚かされました。『前回は条件が合わないということでご辞退されましたがまだ転職活動中でしたら再度、弊社をご検討いただきたく…』」
担当者の都合で面接はなくなったというのに、今更そんなことを言われて呆れたことだろう。
「辞退も何も指定された日時に出向いたのに担当は不在、受付の方も聞いていない、その後の連絡も一切なかった」
と不満を漏らし
「当然、面接らしいこともしていなければ採用不採用の連絡も受け取っていない。どなたかと間違っていたのかわかりませんが、いずれにしてもそんないい加減な会社とは縁がなくてよかったと今、心からそう思っています」
と憤りをにじませた。本当に辞退した人に関しても、適当な対応をしていたのかもしれない。
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