メルセデスAMG・チーム・ゲットスピードは、今週末にドイツのニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)で行われるニュルブルクリンク24時間レースに、サーキットの愛称である“グリーン・ヘル(緑の地獄)”への敬意を表した特別カラーリングで参戦することになった。
この緑と黒のカラーリングは、アーティストのアンドリュー・ミルトがデザインし『グリーン・ヘルの野獣』というニックネームで呼ばれているもので、5月17日水曜日にニュルブルクリンクで公開された。ジュール・グーノン/ダニエル・ジュンカデラ/マーロ・エンゲルというファクトリーラインアップがドライブする、3号車メルセデスAMG GT3 Evoに採用される。
ゲットスピード・パフォーマンスは地元チームのひとつに数えられ、ノルドシュライフェのドッティンガー・ホーエ・ストレート脇の工業団地、モイスパスを拠点としている。
昨年のニュルブルクリンク24時間では、優勝したアウディ・スポーツ・チーム・フェニックスに次ぎ、ゲットスピードの2台のメルセデスAMGがダブル表彰台を獲得している。
「この素晴らしいデザインでスタートできることを誇りに思う」と、ゲットスピードのチームマネージャー、アダム・オシエカは語っている。
「我々のルーツは、グリーン・ヘルにもある。ちょうど10年前、初めて成功を収めた場所だ」
「我々はまた、2019年からメルセデスAMGと密接な関係を持っており、これでひとまわりして元の位置に戻ることになる」
ゲットスピードは、昨年のニュルブルクリンク24時間からドライバーラインアップを継続し、姉妹車となる2号車メルセデスAMGはアダム・クリストドゥルー/ファビアン・シラー/マキシミリアン・ゲーツがドライブする。
同じくメルセデスAMG勢では、ハウプト・レーシング・チームがファクトリー・サポート車両を2台エントリーさせるが、こちらではABB FIAフォーミュラE選手権にマセラティMSGレーシングから参戦しているエドアルド・モルタラが加わることとなった。
モルタラはビルシュタインがスポンサードする4号車メルセデスを、ファクトリードライバーのラフェエル・マルチェッロ/ルカ・ストルツ/フィリップ・エリスとシェアすることになる。
モルタラにとっては、メルセデスAMG・チームHTPモータースポーツから出場した2018年以来となる、ニュルブルクリンク24時間となる。