社会人になってから新しい友人をつくるのは簡単ではない。しかし、趣味のつながりなら話が合って打ち解けやすいのかもしれない。50代女性(京都府/事務・管理/年収900万円)は、趣味の教室で出会った人と親しい間柄になったが、貰い物の食事券で
「ホテルのランチをごちそうしました」
という出来事がきっかけで、なぜか「異常に執着」されることになってしまった。(文:林加奈)
「頻繁にLINEや電話をしてきたり家まで押しかけて来たりしました」
最初の頃はその友人から「認知症のお姑さんや、家のことは丸投げのご主人の悩みなどをいろいろ聞いていました」と振り返る。そんな友人を気遣った女性は「たまたま仕事上でいただいたホテルのお食事券でホテルのランチをごちそうしました」という。ところが、それが間違いのもとだったようで
「そこから異常なくらい執着されてしまい、私がどこかに出かけたり、別の友人と会ったり彼女が行けなさそうなレストランに行くと知ると、なぜか責められたり、ものすごく不機嫌になったり、挙句の果てには大泣きされる始末。そして頻繁にLINEや電話をしてきたり家まで押しかけて来たりしました」
なぜか距離感がおかしくなってしまった友人。危険を察知した女性は次第に距離を置くようになった。
「居留守にLINEもブロック。もちろん着信拒否」
ところがその友人の行為はさらにエスカレートしていったという。
「趣味の教室の人たちにデタラメなうわさを流したり、私の荷物を隠してみたり、執拗ですが本当にくだらない嫌がらせが始まりました。そんなことをしながら『あなたのご主人、浮気してるわよ。私見たのよ。私も誘われたし。あんな人早く離婚した方がいいわ。あなたのことを一番わかっているのは私だけ』などと言ってきます。全くのデタラメです」
女性は家族の協力を得ながら友人との絶縁を試みた。その友人を全く相手にしないようにしたという。最初は友人の話を信じていた周りの人たちもおかしいと勘づいたらしく、「みんな私に協力してくれて、接触しないようにしてくれました」と語っている。
「居留守にLINEもブロック。もちろん着信拒否。まるで私に彼女の存在が見えていないかのように過ごして約半年、やっと執着されることがなくなりました」
女性は「軽い気持ちでランチに行っただけで、こんなに付きまとわれるとは思いませんでした」と心境を綴っている。今も同じ教室に通っているが、その友人と一緒になることはなく、絶縁関係も続いているとのことだ。
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