職場で理不尽なことが続き、退職したというエピソードが寄せられている。30代女性(愛知県/エンジニア/年収450万円)は20代のときに勤務していた学童保育で
「『若いからなんでもやれ』と、仕事が増え、定時が19時でも長期休み前になると23時まで残業している時もありました」
と過酷な経験をしたという。(文:林加奈)
「保育には夜勤もないからボーナスいらないでしょ?」
当時の仕事内容は「子どもたちの体調管理、予算管理、保護者へのおたより制作、おやつ作り、役所への提出書類の作成、イベント企画・買い出し」など多岐に渡っていた。前述の通り23時まで残業しても
「残業代も出ず、給料は手取りで11万円。少ないと思いながらも、正社員・ボーナス有と求人には記載されていたので耐えていたのですが、働いてみるとボーナス無し」
「社長の言い分だと『ほかの福祉業務にボーナスがあるから記載しただけで、保育には夜勤もないからいらないでしょ?』とのこと」
これでは虚偽記載と責められてもおかしくない。社長の理屈は到底理解できるものではなかっただろう。ボーナスがないならはじめから求人に記載するべきではない。
「手いっぱいで無理」と伝えても「無理じゃなくてやるの」
さらに理不尽な出来事は続いた。
「子どもたちはかわいかったけど、夏休みという繁忙期で週6日勤務・残業ありでも変動しない給料。若いからできるとなんでも業務を押し付けられ、手いっぱいで無理と伝えても『無理じゃなくてやるの』と言われ」
「挙句、どうでもいいことをネチネチと突かれ。一番ひどいときは、私が関わっていないことで個室で怒鳴られたことがありました。私一人に対してだけで、当事者とは冷静に話していました」
ムチャな長時間労働の上に、なぜか1人職場いじめの標的にされていたようだ。しかもある時、女性の親が大病を患い、職場で休業を申し出た際
「あなたが休まなくても、親なんて入院させておけばいいだけじゃないか」
と言われたことがきっかけで「ブチギレてやめました」と語っている。
「社長はいい歳した独身おじさんでした。もともとモラ気質っぽい感じの人だったので、若い私にはいい八つ当たり相手だったのかもしれないです」
と、苦い経験を振り返っていた。現在女性は、エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)として働いている。
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