仕事は忙しすぎると続けられないが、あまりにヒマすぎてもすぐに辞めたくなってしまう。東京都の40代女性（事務・管理／パート・アルバイト／年収100万円未満）は、仕事の指示がなく、町工場の事務職を3日で退職したという。（文：コティマム）
その職場は「新人を受け入れる体制が整っていなかった」と振り返る女性。
「誰も何も教えてくれず、『カタログを眺めててくれ』と言われた。唯一教えてくれる人が社長夫人。質問しても自分が忙しいと睨まれる」
「仕事を探してまわるか、掃除をするか」
仕事をしたくても何をしていいかわからなかったのだから困りものだ。「時間の無駄でしたよ。次は面接時に受け入れる体制などしっかり聞こうと思った」と教訓を綴っている。
また「開発事務」の仕事を1か月で退職したという栃木県の40代女性（事務・管理／派遣社員／年収250万円）は、
「勤務初日から仕事がなく、1日椅子に座っているだけでした」
と明かす。この女性もまた、やることがなかった。
「その後も引き継ぎも業務割振りもなく、仕事を探してまわるか、掃除をするか、1日座っているだけだったため、試用期間の2か月を待たず退職しました」
結論として「辞めて良かったと思います」といい、「あのまま在席していても無駄に時間を過ごしていたと思います」と振り返っている。繫忙期になると違ったのかもしれないが、人手不足の職場も多い中、謎の無駄採用だったようだ。
