引き抜かれて転職したはずなのに、入社後に「仕事が無くなっていた」という衝撃の体験談が届いた。愛知県に住む40代前半の男性(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/正社員・職員/年収500万円)からだ。IT関係の企業に「引き抜きの話を受けて」転職したが、
「入社する一ヶ月程前に取引先が合併し、自分が担当する仕事が無くなっていました」
と驚くしかない現実が待っていた。(文:okei)
「ほんとに終わってる会社だなと思いました」
「当時、家庭の都合で19時以降残業ができなかったので、有難い話だと思い転職を決めました」
労働条件に惹かれて転職を決意した男性。ところが、前述の通りすでに仕事がない状態だった。しかも会社の対応は実にひどいものだった。
「それを知らされることなく入社し、入社後に事実をつきつけられ、与えられた仕事は18時に退社していいから片道2時間程かかる職場に出向して欲しいといった内容でした」
18時に退社しても片道2時間かかるなら20時以降の帰宅となり、まったく意味がない。信じられないことは他にもあったようで
「それ以外にも報連相が全くできない会社で、『信用できないので辞めます』と伝え退職しました」
「退職時に『当社の悪口を言わないこと』といった内容の書面にサインさせられ、ほんとに終わってる会社だなと思いました」
と振り返る。新しい職場を4日で退職したという。辞めたことについて「正直よかったと思います。職種を変えるキッカケになりました」として、
「今の仕事は繁忙期こそ土日出勤や深夜残業もありますが、通常時はフレックスで働けており、とても自分の時間を大切に使えるようになりました」
と今度こそ転職に成功したことを綴った。