5月9日、アルピーヌは2024年の発売が予定されている新時代のBセグメント電動スポーツカー『A290』の登場に先駆けて、『A290_β(A290ベータ)』と名付けられたコンセプトカーを発表した。
次世代のアルピーヌを担う3台の電気自動車からなる“ドリームガレージ”シリーズの1台目となるこのクルマは、すべてのドライバーの競争心を刺激し、スポーツカーの概念を塗り替えるためにデザインされた新時代の電動スポーツカーだ。
モータースポーツの伝統と本質を受け継ぎながら、この都会的なスポーツカーを皮切りにアルピーヌが新たなセグメントへ進出していくことで、A290ベータはアルピーヌの歴史に新たな1ページを刻む1台となる。
アルピーヌは、このコンセプトカーに用いられたデザインや素材、技術によって、サーキットでのモータースポーツにも日常的なドライブにも適し、さらにドライバーだけでなく同乗者にとっても刺激的な電気自動車という新しい切り口を表現している。A290ベータは単なるコンセプトカーではなく、サスティナブルなモータースポーツに対するアルピーヌの強い姿勢と揺るぎない献身をも表現しているのだ。
A290ベータという車名は、アルピーヌブランドの世界的なネーミング戦略に基づいて決定されたものだ。同ブランドの歴代モデルと同様に、アルファベットの『A』で始まるこの名前は、数字の『2』がBセグメントであることを表し、『90』がブランドが目指すライフスタイルの範囲を表現している。
また、コンセプトカーの名前に付けられた『β(ベータ)』は、このクルマが2024の市販車の正式発売に向けたプロセスの途中にあることを示すものとなっている。
前述のとおりA290ベータは、すべて電気自動車からなる“ドリームガレージ”というアルピーヌが2024年に向けて進めているプロジェクトにおける最初の1歩目を担う。モータースポーツと密接な関係にあるアルピーヌが、これからの電動化の時代にどんなクルマを見せてくれるのだろうか。続報に期待したいところだ。